納豆とマンション fermented soybeans and condominium 2005 11 23

 原油価格の高騰で、納豆業者の経営に影響が出ているといいます。
納豆の入れ物が、石油製品で作られているからです。
 しかし、だからといって、納豆の値上げは、できないでしょう。
他社との激しい競争があるからです。
 そういうわけで、ある納豆業者は、値段を据え置いたまま、
納豆の量を減らして、たとえば、100グラムを90グラムに減らして、
最近の原油高に対応したそうです。
 ところで、最近は、都市部において、不動産価格(土地)の高騰で、
マンション業者の経営に影響が出ているといいます。
マンションを建設するには、土地が必要ですが、
その土地が、都市部で値上りをしているのです。
 しかし、だからといって、マンションの分譲価格の値上げは、できないでしょう。
他社との激しい競争があるからです。
 そういうわけで、鉄筋や鉄骨の量を減らすことによって、
土地の値上り分を吸収させ、
分譲価格は、据え置いたままで、購入希望者に提供しようとしたのか。
 最近、大騒ぎとなっているニュースを聞くと、そう思いたくなります。
2005年11月21日の共同通信社のニュースには、このような記事がありました。
「全14棟の耐震性に問題 震度5強で13棟倒壊」
「首都圏のマンションなど21棟の建築確認に、
耐震強度などを偽造した姉歯建築設計事務所の構造計算書が使われた問題で、
国土交通省は21日、既に完成した14棟の強度を再計算した結果、
震度5強の地震で倒壊の恐れがある建物が、
これまでに判明した2棟を含め計13棟に上ることを明らかにした。」
 ある本を思い出してしまいました。
「ブルータスよ、お前もか」。

書評 book review 2004 8 29

書名 「うそつき病」が、はびこるアメリカ
著者 デービッド・カラハン 出版社 NHK出版
THE CHEATING CULTURE by DAVID CALLAHAN
 NHK出版の本の紹介欄には、こうあります。
「うそつきは、成功の始まり
ズルをしないと生き残れない社会
勝ち組になろうとするあまり、
アメリカ人は、うそをつき、ズルをするようになった。
過酷な自由競争が生んだ極端な弱肉強食世界。
現代アメリカの病理を気鋭のジャーナリストが明快に分析する。」
 











































































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